FX詐欺の実態とその驚愕の被害!詐欺かな?と思ったら


FX詐欺

FX取引をご存じでしょうか。

FXとは、外国通貨の売買を繰り返すことによって、その為替差益を獲得して利益を狙う取引のことをいいます。

これを聞いて、FXのことが全くイメージできない方は、FX取引に手を出さない方がよいでしょう。最近では、「初心者でもできる!」「手軽なFX!」などと為替に関する知識が全くない消費者をあおって、難しいFX取引をさせる相談ケースが増えています。

「情報商材を購入したら簡単に稼げる」と言われて初期費用を払ったのに、結局全く稼げないどころか、逆にFX取引で多額の損失を負って借金まみれになった、という相談が後を絶ちません。

その他の詐欺被害については、「詐欺かな?と思ったらシリーズ」を参考にしてみてください。

(参考)詐欺かな?と思ったら│騙されない詐欺の手口一覧

弁護士による投資詐欺相談

「必ず月収100万円!」「すぐに儲かる!」「素人でも簡単!」などの甘い言葉に騙され、多額のお金を騙し取られる被害が後を絶ちません。投資詐欺では、逃げることを前提に、悪質な手口を用いて詐欺をしていますから、被害金の回収は非常に困難です。

投資詐欺の被害金を回収した実績の豊富な弁護士が、個別の事例に即して、できる限りの被害回復を実現すべく、粘り強く交渉します。

FX取引詐欺とは

FXは一面で、手軽に取引をできるため投資家に非常に人気が高く、有名になった取引手法です。

しかしながら、その手軽さに隠れて、非常にギャンブル性の高い取引であり、ハイリスク・ハイリターンの高レバレッジ取引であることを忘れてしまいがちな点が、詐欺的な手法を数多く生んでいる理由です。

国民生活センターでも、次のように、FX取引に関する注意喚起・警告が記載されていますので、十分な理解と注意が必要でしょう。

外国為替証拠金取引※は、業者に一定の委託証拠金を預け、その額の何倍もの額を外貨取引する、非常にハイリスクな取引です。

 外国為替証拠金取引は、2005年7月1日の改正金融先物取引法の施行によって、不招請勧誘が禁止され、トラブルが激減しました。

 その後、2007年9月30日より全面施行された「金融商品取引法」の対象として引き継がれ、契約内容を記載した書面の交付などが義務化されています。また、勧誘の場面においても、勧誘に先立って、顧客の意思を確認しないで勧誘する行為が禁止されているほか、再勧誘や断定的判断の提供等が禁止されています。

※通貨証拠金取引・外国為替保証金取引・FXなどと呼称は、取り扱い業者によりさまざまです。

国民生活センターに寄せられたFX取引の詐欺被害に関する相談件数は、2010年から600件前後をほぼ横ばいで推移しています。これは、他の詐欺被害と比べても、非常に多いといえます。

また海外の業者による海外FX取引のトラブル相談も、年間130件にものぼります。

FX詐欺の被害例

次のようなFX取引は、詐欺である可能性が非常に高いです。

☛ 投資金額を入金後、しばらくして連絡がとれなくなった
☛ 解約を申し込んでも返金されない
☛ FXをインターネット上で取引中、突然画面が操作不能になった
☛ 利益が出ているのに、一定額以上でないと出金できない
☛ 利益が自分の口座に残らず、別の口座にポイントとして加算されていた
☛ 取引履歴にアクセスするためのパスワードが頻繁に変更された
☛ 営業代理店と名乗る人から取引の勧誘を受けて始めた

もしも既にFX取引の契約をして、投資をしてしまった場合には、そのお金を返還してもらえるかどうかはスピード勝負です。

FX詐欺の手法

FX詐欺は、年々その手口が巧妙化しており、見抜くのが難しいといえます。細かい分類をすればするほどわかりにくくなりますので、まずは「自分がリスクを理解できるか?」を基準に判断しましょう。

FX取引自体は、正しく理解して行えば、リスクは高いですが問題のない取引ですので、正常な取引を仮装した詐欺が増えています。

次のような詐欺事例が報告されています。

☛ 多額の証拠金を集め、すぐに会社を倒産させる
☛ 「お金を預けたら毎月○○%還元する」といってお金をあつめる
☛ ブログで勝った明細だけを紹介して投資金を集める

特に、「○○円儲かった!」「安心、安全、ノーリスク」などと謳う広告には要注意です。いかにFX取引が手軽とはいえ、投資にはリスクがつきものであり、そのリスクは、十分な知識を理解して、自分で管理しなければなりません。

FX詐欺の刑事事件

FX取引に関する詐欺事例が非常に多いため、その被害額が高額となるものについては、刑事事件として検挙されるケースも相次いでいます。

FXソフト利用料詐取容疑で逮捕(2014年)

FXのソフトで高配当が得られると宣伝して利用料を騙しとった容疑で逮捕。
27000人もの会員から合計337億円の被害額をかきあつめた。

無登録営業容疑で逮捕(2014年)

国への登録をせずに個人相手に4億円の被害額を集めながら、投資に回すことなく資金を使い込んだとされ逮捕。

投資セミナー運営会社の経営者を逮捕(2015年)

3000人の被害者からから117億円の被害額を集めながら、FX取引による運用実態が全くなく、60億円が使途不明になっていたことで、逮捕。

まとめ

FX取引は非常に手軽にはじめられるため、人気がある取引ですが、リスクが非常に高いレバレッジ取引であり、失敗した場合には大きな損失を負うことになります。

投資にリスクはつきものですので、「絶対に儲かる」などといった言葉を信用しないようにしましょう。

万が一、契約し、投資金を振り込んでしまった場合には、詐欺であれば取り返せる可能性もあり、その場合にはスピーディな行動が明暗を分けます。

弁護士による投資詐欺相談

「必ず月収100万円!」「すぐに儲かる!」「素人でも簡単!」などの甘い言葉に騙され、多額のお金を騙し取られる被害が後を絶ちません。投資詐欺では、逃げることを前提に、悪質な手口を用いて詐欺をしていますから、被害金の回収は非常に困難です。

投資詐欺の被害金を回収した実績の豊富な弁護士が、個別の事例に即して、できる限りの被害回復を実現すべく、粘り強く交渉します。


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