こんな不倫離婚は悪質!? 慰謝料が300万円以上になるケース。


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不倫による離婚の場合、請求できる慰謝料の相場は50万円から300万円といわれておりますが、実際には50万円未満もありますし、300万円をこえる裁判事例もあります。慰謝料の金額を増減する要素には多くの考慮事由があり、これらを総合的に考慮して裁判所が判断します。

今回は不倫の慰謝料が300万円を超えるなど高額になったケースについて解説していきます。解説する事例は、いずれも、不倫の悪質性が非常に高いと判断されたケースです。

あなたが不倫をされてしまい、相場通りの300万円未満の慰謝料を弁護士から説明された場合、相場通りの金額ではどうしても納得いかないという思いが強い方は、この記事を参考にして、あなたのケースで増額が可能か考えてみてください。

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離婚による慰謝料は、相場として50万円~300万円と言われておりますが、明確な基準がなく、個別の事案に応じて、増額・減額事由となる要素を、証拠と共に収集していかなければなりません。

慰謝料が高くなるケースとは?

不倫・離婚の慰謝料は、おおおそ下記の場合に高くなります。

☛ 不倫が発覚したときの夫婦生活が円満だった
☛ 不倫をされた夫婦の婚姻期間が長い
☛ 不倫の交際期間が長い、不貞行為(肉体関係)の回数が多い
☛ 不倫をした人の、年齢、地位、収入が高い
☛ 夫婦の間に子供がいる
☛ 不倫相手と同棲を始めていた
☛ 不倫相手との間に子供ができた
☛ 不倫相手に金銭を贈与していた

   

具体的な高額請求の判例

【慰謝料500万円】婚姻期間25年、子供あり、夫から妻の浮気相手に対する請求

☛ 離婚原因は妻の浮気
☛ 不倫発覚前まで夫婦仲は良かった
☛ 不倫相手は結婚していることを知っていた
☛ 交際期間は2年
☛ 不貞行為の頻度は10回以上
☛ 妻は不倫相手のために600万円以上の借金をし,夫はその借金の返済をしていた

  
このケースで一般的な慰謝料相場を越える判断を裁判所がしたのは、妻の不倫による借金を夫が返済していたことが大きく影響したと考えられます。

【慰謝料1,000万円】婚姻期間55年、別居期間17年、妻から夫に対する請求

☛ 妻は専業主婦で夫は会社経営者
☛ 夫が妻以外の女性と交際、17年同居
☛ 交際女性は子供を出産、夫により認知済

    
不貞行為の期間が長く、慰謝料請求の原因となる不倫行為をした人の収入が高いと慰謝料は高くなる傾向にあります。
   
さらに不倫相手に子供を妊娠させてしまうとさらに慰謝料は高くなる傾向にあります。

  

【慰謝料1,500万円】婚姻期間48年、子供なし、妻から夫に対する請求

☛ 夫は複数の会社を経営
☛ 夫は妻以外の女性と交際、36年同居
☛ 交際女性が子供を2人出産、夫により認知済

   
前述のケースよりも、不貞行為の期間は長くなっており、慰謝料もその分、高くなっています。

まとめ

離婚による慰謝料が300万円以上になることは非常にレアなケースです。
   
今回紹介した、高額慰謝料請求の判例は10年以上の不貞行為であり、このように夫の不貞行為を何年も耐えている奥様がわりと多いのではないかと思われます。
   
離婚をしないまま別居期間が長い方は一度、弁護士にご相談されると良いでしょう。上記のように高額の慰謝料請求ができる(される)場合がありますので放ったらかしにしないことです。

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