交通事故にあった場合、からだにケガを負わなかった場合や、交通事故の態様、交通事故の状況に全く争いがない場合には、弁護士に交渉してもらおうという気はあまりおきないかもしれません。
しかし、重症を負った場合や、後遺障害を獲得できる場合、保険会社の交渉態度が非常に不誠実でストレスがたまる場合には、交通事故の交渉を弁護士に依頼すべき場合といえるでしょう。
今回は、どのような場合に弁護士に交渉を任せるべきなのか、そして、どのような弁護士が交通事故を得意としているのかについて解説します。
交通事故・慰謝料請求に強い弁護士へ相談
交通事故のトラブルは、弁護士に相談することによって、早期に、慰謝料の増額を期待することができます。
保険会社は法律の専門家であり、突然の交通事故で被害者となったあなたが、ストレスを抱えながら交渉をするのでは、良い解決は得られません。交通事故の解決実績が豊富な専門弁護士が、あなたの被害回復のためにフルサポートします。
このページの目次
弁護士を依頼することで慰謝料を増額
交通事故にあったとき、弁護士を依頼することによって一番増額が期待できるのは慰謝料でしょう。
その増額は、後遺障害の等級認定を獲得した場合には、3倍以上の多額のアップが期待できる場合もあります。
後遺障害慰謝料の基準が3つあり、弁護士を依頼した場合と弁護士を依頼しない場合では慰謝料の基準が大きく異なることについては、こちらの記事を参考にしてください。
(参考)交通事故慰謝料の3つの基準とは?保険会社の提案が不当に低い方だけ見てください。
今回は、実際に弁護士に依頼して慰謝料が大きくアップした事例を見ていきます。
約4800万円の大幅増額を勝ち取ったケース
☞ 30代女性、派遣社員
☞ 歩行中に歩道上で衝突される
☞ 高次脳機能傷害により、後遺障害等級7級4号の認定を獲得
☞ 保険会社の提案額2200万円から、弁護士交渉後7015万円への大幅増額
賠償額が約2倍に!
☞ 40代男性、会社員
☞ 車両同士の衝突事故で休職
☞ 頸椎損傷により、後遺障害等級3級3号の認定を獲得
☞ 職場への復帰が困難となり退職
☞ 保険会社の提案額4600万円から、弁護士交渉後9342万円へ、2倍以上の増額
後遺障害等級の認定なしに増額
☞ 20代男性、学生
☞ 停車中に後ろから衝突され、むち打ち
☞ 残念ながら後遺障害の認定がなされず
☞ 入通院慰謝料の増額交渉をおこない、増額に成功
交通事故の交渉を弁護士に頼むメリット
損害賠償額の大幅な増額が期待できる
これまで説明してきた通り、特に慰謝料について大幅な増額が期待できます。
面倒な交渉、保険会社とのやり取りを丸任せできる
治療を続けているにもかかわらず、「そろそろ治ったのではないか」「治療期間が長いので治療費を打ち切りたい」などと保険会社からいわれると、非常にストレスがたまります。
このような保険会社のやりとりから、面倒な保険会社との間の手続き、書類の作成まで、弁護士がすべて代行してくれます。
費用はほとんどの場合安い(もしくは無料!)
ほとんどの場合、弁護士費用は成功報酬型か、弁護士費用特約に入っている場合には、費用負担なしに弁護士を依頼できます。
どのような場合に弁護士に依頼した方がよいのか?
弁護士に依頼した方が交通事故の交渉を有利に進められるとはいえ、弁護士費用を払うと損になってしまうといった場合にまで弁護士に依頼してしまっては大変です。
このような項目に一つでも該当する方は、弁護士に依頼した方が得になる場合が多いといえます。
☞ 認定を受けることができた後遺障害の等級に納得がいかない
☞ 保険会社から提案された慰謝料の額に不満がある
☞ 保険会社から提案された過失割合に不満がある
☞ あなたの側の過失割合が低い(またはゼロ)
☞ 交通事故で大切な人を失った
☞ 加害者側が保険会社の顧問弁護士を窓口としている
☞ あなたの保険、家族の保険に弁護士費用特約がついている
☞ 治療費を打ち切るといわれた
交通事故に強い弁護士とは?
交通事故の損害賠償は定型化されており、多くの弁護士が交通事故を専門分野として広告・宣伝を行っており、どの弁護士に依頼して良いのか迷ってしまうのではないでしょうか。
以下のような情報にまどわされず、実績や経験を重視するようにしましょう。
☞ 名前が有名な事務所
☞ 実績数や解決事例を図で示して目を引く
☞ オペレーターの社員数が多い
☞ 弁護士数が多い
☞ ホームページやポータルサイトでオススメと書かれている
交通事故に関する知識が豊富かどうか
交通事故の交渉を多く経験していると、相場観や、よく出てくる事例(たとえば「むち打ち」の症状など)に非常に詳しくなり、解説も法律用語ばかりではなく一般の方にもわかる用語で説明ができるようになります。
弁護士に直接会って、その知識量と、わかりやすいか、親身になって相談を聞いてくれるかという点について、実際にあなたの目で確かめてみるとよいでしょう。
さまざまなパターンの交通事故を経験しているか
交通事故といっても、その事例や、その流れはさまざまで、あなたの事故と同じような事故の交渉を担当したことがあるかどうかわかりません。
交通事故を専門にしている弁護士は、示談交渉、調停、ADR、訴訟などのさまざまな交通事故の解決を経験しているはずです。
まとめ
交通事故ほど、弁護士に依頼して良い場合が明確な問題はありません。
あなたの交通事故について、弁護士に依頼して少しでも増額の可能性があるのであれば、一人で悩まず、お近くの弁護士に相談してみてください。
交通事故・慰謝料請求に強い弁護士へ相談
交通事故のトラブルは、弁護士に相談することによって、早期に、慰謝料の増額を期待することができます。
保険会社は法律の専門家であり、突然の交通事故で被害者となったあなたが、ストレスを抱えながら交渉をするのでは、良い解決は得られません。交通事故の解決実績が豊富な専門弁護士が、あなたの被害回復のためにフルサポートします。