刑事事件の犯人の家族が、早期の釈放、示談、執行猶予のために協力できること


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あなたの家族が突然逮捕されたという場合、まずは刑事事件を得意とする弁護士に刑事弁護を依頼するのが一番です。

しかしながら、家族として、弁護士に丸投げして、何もしなくてもよいのかというと、そうではありません。家族として、被疑者、被告人となってしまった家族のために、協力できることは多く存在します。

今回は、刑事事件を得意とする弁護士の立場から、家族が捕まってしまった場合に、ご家族ができる協力を挙げてみました。

これらの協力事項は、法律的に見ても、身柄の早期釈放、示談成立、執行猶予といった有利な解決に役立つことはもちろん、円満な社会復帰、被疑者、被告人の今後の更生など、法律以外の面でも非常に大きな意味があります。

刑事事件はスピーディな対応が重要です!

もし、あなたの家族、友人、親族が、刑事事件で逮捕、勾留などの身柄拘束を受けた場合には、刑事事件の得意な弁護士にすぐ相談をしましょう。刑事弁護を開始するタイミングが早ければ早いほど、身柄拘束が短期で終了し、示談成立、起訴猶予などの、有利な結果を獲得できる確率が上がります。

日本の刑事司法では、起訴された場合の有罪率は99.9%と言われており、捜査、起訴と進んだ場合には、手遅れとなりかねません。前科が付き、その後の人生を崩壊させないために、早期の刑事弁護が重要です。

被害者との示談をしてもらうための家族の協力

被害者が存在する犯罪の場合には、被害者、または、被害者の家族との示談の交渉を行うことが、早期釈放、執行猶予などの有利な解決を得るために非常に重要です。

刑事事件を得意とする弁護士が依頼を受け、被害者の連絡先を検察官から聞いて示談交渉を行うわけですが、犯罪の内容によっては被害者の精神的なダメージが非常に大きく、話し合いが進まないこと、ご家族との話し合いしかできないケースも多々あります。

示談が必要なケースにおいて、被疑者・被告人の家族としての謝罪の気持ち、監督の至らなさを、被害者、被害者のご家族へ語ることは、示談が難航するケースにおいて大きな示談のきっかけとなることもあります。

被害者が拒否しないのであれば、弁護士と同行して被害者に会い、直接謝罪をすることを申し出ることもよいでしょう。

現実的な面においても、示談を得るためには一定の示談金が必要であり、示談金の最終的な負担は被疑者、被告人が行うにしても、示談金の立替払いを行ってくれるご家族の協力が必要となってきます。

被疑者・被告人の社会環境を整え、円滑な社会復帰を実現するための家族の協力

被疑者・被告人が身柄拘束されている場合には、社会との連絡手段が非常に限られます。

このようなケースにおいて、被疑者・被告人が身柄を釈放された後に円滑に社会復帰できるためには、会社、学校などに、欠席、欠勤する旨を伝えてくれる家族の存在が重要となってきます。

逮捕期間のみで身柄拘束が終了すれば、職場へ知られずに社会復帰できる可能性もあります。無断欠勤であっても、数日であれば、「病欠」などの理由で対応可能な場合もありますが、ご家族の協力がなく、無断での欠勤ともなれば、この方針も不可能でしょう。

また、万が一仕事をやめなければならなかった場合であっても、早期に次の転職先が見つかるような家族の差さえが重要となります。

被疑者・被告人の家庭環境を整えるための家族の協力

被疑者・被告人が、身柄を早期に釈放されたり、執行猶予を得たりといった有利な解決を得るためには、家庭環境が更生に適していると判断される必要があります。

身柄拘束を解かれたり、執行猶予が付されたりといった結論となるのは、その方が、被疑者・被告人の更生のために良いと裁判所が考えるからです。

また、早期の身柄釈放のためには、証拠隠滅の可能性がなく、逃亡の可能性がないと裁判所に評価してもらう必要があります。

これらのいずれの要件も、家族の協力によって一定程度実現可能なことなのです。

家族が、捜査機関に対して監督を近い、出頭をすることを約束することによって、逃亡の可能性を低く評価してもらうことができます。もちろん、犯罪の内容、軽重次第によって結論は異なりますが、監督してくれる人が全くいないといった状態での早期釈放は非常に困難でしょう。

被疑者・被告人の心からの反省を得るための協力

被疑者・被告人が犯罪を認めている場合には、反省、更生の態度を示すことが、早期釈放、執行猶予などの有利な解決を得るために非常に重要です。また、覚せい剤などの薬物事犯など、再犯率の高い犯罪の場合には、被疑者・被告人が心から反省し、過去を悔いて正面から向き合わない場合には、早期釈放の結果を得ても、すぐに再犯を行ってしまう可能性もあります。

そのためには、被疑者・被告人と真剣に向き合い、とことん反省を促してくれる家族の存在が必須です。

時間をかけて話し合いを重ね、どうして犯罪を犯してしまったのか、どうしたら再犯を犯さないのか、今後誘惑を断ち切るためにはどのような生活をしたらよいのかということは、家族でもなければ粘り強く付き合い続けてくれる人はいないでしょう。

もちろん、刑事弁護を得意とする弁護士は、再犯を防ぐこともその職務内容の一部ですから、有利な解決を獲得するにあたり、被告人の心からの反省の態度を得るため、真剣に話し合いをします。しかしながら、弁護士は「他人」であり「第三者」ですから、「親身になる」ことを売りにしていたとしても、一定の限界があります。

その上、弁護士という、いわば指導的な立場にある人から、押しつけがましく「反省しろ」と言われ続けても、裁判で執行猶予を勝ち取ったり、示談を得たりするために必要であれば表面的な謝罪、反省をするでしょうが、このような方法で、再犯を防げるような心からの反省が得られるとは到底思えません。

更生施設を紹介したり、更生、社会復帰のための心構え、注意点を説明することは弁護士にも可能ですが、この先、再犯を防ぎ、真の更生に至るためには、ご家族の協力が必須です。

刑事事件はスピーディな対応が重要です!

もし、あなたの家族、友人、親族が、刑事事件で逮捕、勾留などの身柄拘束を受けた場合には、刑事事件の得意な弁護士にすぐ相談をしましょう。刑事弁護を開始するタイミングが早ければ早いほど、身柄拘束が短期で終了し、示談成立、起訴猶予などの、有利な結果を獲得できる確率が上がります。

日本の刑事司法では、起訴された場合の有罪率は99.9%と言われており、捜査、起訴と進んだ場合には、手遅れとなりかねません。前科が付き、その後の人生を崩壊させないために、早期の刑事弁護が重要です。


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